『キノの旅 -the Beautiful World-』 アニメ次回予告集


#01 「人の痛みがわかる国」 2003年4月8日放送

登場人物:キノ、エルメス、男、女、科学者達

青空の下、何処までも続く砂と岩ばかりの世界の真ん中で走り続けるキノとエルメスは、入国審査所から町の中まで人間がいない国に辿り着く。 そこは全てのことを、機械がやってくれる親切な国で、人々は一人で閉じこもって、誰とも接さずに暮らしている…。 誰にも会わずに、3日目の朝を迎えたキノとエルメスは一人の男に出会う。キノが 「この国の人はどうしてみんな一人で閉じこもって暮らしているんでしょう?」 と聞くと、男は 「ここはね、『人の痛みが分かる国』 なんだよ…」 と、この国のことを語り始めた…。



#02 「人を喰った話」 2003年4月15日放送

登場人物:キノ、エルメス、二十男、三十男、四十男

吹雪のなかを走るキノとエルメスは、雪に埋もれている一台のトラックとテントを発見する。テントの中には、異様な匂いと食べ物の残骸のなか3人の男達がいた。男達は冬の始まりから足止めをさせられて、食料が底をついた為、頬は痩せこけ、髭と髪は伸び放題、表情は憔悴しきっていた。 男達がキノに食べ物を要求すると、キノは 「冬眠から覚めた動物が出てくる頃です、狩ってくることならできます」 と、ウサギを狩り、調理を始め、男達に食事をとらせる。男達はお礼にと、キノに指輪を渡す。そして、キノは次の日もウサギを狩り、調理し、男達に食事をとらせた…。



#03 「予言の国」 2003年4月22日放送

登場人物:キノ、エルメス、南の司祭、北の司祭、学者、詩人、詩人の妻、詩人の娘

キノ 「は? 世界が終わるんですか?」 女性審査官 「世界は終わるんです」 キノ 「どうして世界が終わってしまうんですか?」 女性審査官 「…予言です」。 この国に大昔から伝わる予言の書を南の司祭は、「明日の朝、世界が終わる」 と解読するが人々はうろたえず真摯な気持ちで受け止めている。この国では代々その日の為に備えていたし、今まで予言と共に生きてきたのだ。 そして迎える次の日の朝、世界は終わっていなかった。狼狽える人々の様子を見つめているキノとエルメスは何を思うのか…?



#04 「大人の国」 2003年5月6日放送

登場人物:キノ、エルメス、少女、少女の父、少女の母、監督官

キノと名乗る旅人が訪れた国は、みんな笑顔でイヤな顔せず仕事をしている。そして、とても医学が発達した国だ。キノと名乗る旅人が出会ったこの国の少女は言う 「12才からは大人。大人は仕事をし、それはとてもつらいことなの」 そして、この国では12才になったら、イヤなこと間違っていることも絶対やらなければならない大人にする為、頭を開けてその中の子供を取り出すのだ。 そして、少女は明後日、12才の誕生日を迎え、手術を受けなければならない。キノと名乗る旅人は少女に言う 「イヤなことができるのがちゃんとした大人なのか?イヤなことを延々と続けて人生楽しいのだろうか?」 と。 そして少女がとった行動とは…?



#05 「レールの上の三人の男」 2003年5月13日放送

登場人物:キノ、エルメス、老人A、老人B、老人C、サラリーマン、男

周囲は荒れた大地で、岩や低木が点在し、雑草が茂る間に赤茶けた2本のラインが平行に走る。列車のレールだ。がたがた揺れながらもレールの間を進むキノとエルメスはレールの道のまっすぐ先に人影を見つける。ゆっくり近づいていくと、黒いボロボロの制服を着た鉄道員らしい男が一人、しゃがんで何かをしている。キノ 「お伺いしたいことがあるのですが、あなたが草を取ってレールを磨いて、全部一人でやったのですか?」 老人 「ああ。それが仕事なんじゃな」 キノ 「仕事、ですか」 老人 「そうじゃ。もう50年これをやっとる」 キノは老人と一緒に食事を取ることにし、老人に 「仕事をしなくてもいい国」 のことを話し始める…。



#06 「コロシアム(前編)」 2003年5月20日放送

登場人物:キノ、エルメス、シズ、陸、婦人、案内人、国王

兵士 「喜べ、あんたは24番だ」 キノ 「はい?」 兵士 「入国した者は自動的に参加資格が与えられる。晴れて一級市民になれるかも知れない権利を得た訳だ。 この国では一級市民だけが地上に住める。 あとは地下のどぶ街でネズミみたいに暮らすか、奴隷として俺たちに奉仕するかだ、もちろん参加を拒否することも出来るぞ。ただしその場合は、一生奴隷としてここで暮らすんだ。戦わずして逃げた臆病者としてな。 それがこの国のルールさ。破ったら死刑だ。さあどうする坊や?参加するか、それともこのまま奴隷小屋に直行か?」 キノ 「参加します、ボクを案内してください」 トーナメント式の戦いに参加することになったキノはこの戦いで何を見るのだろうか…。



#07 「コロシアム(後編)」 2003年5月27日放送

登場人物:キノ、エルメス、シズ、陸、婦人、案内人、国王

トーナメントを勝ち抜いたキノ達4人は王宮に呼ばれ、褒美にと人形劇を見ることになる。その人形劇はこの国と王の悲劇の歴史そのものであった。そこでキノは王の告白を聞かされる。王 「こんなことを続ければ俺もこの国もやがて破滅する」 キノ 「それならどうして続けるのですか?」 王 「それが楽しいからさ!破滅の虫が俺を誘惑する。そう、父を殺した時も… こんなことを続けていたら、いつか俺が殺した者の親族が俺を殺しにやってくる。だが、俺はそれさえ心のどこかで待ち侘びている、これは人間の性なのさ。同じことがまたどこかで繰り返される。それでも俺が悪いと言うか!」 キノ 「ボクには分かりません。あなたが悪い人間なのか、同じことが別のところで繰り返されるのか…ボクは旅人ですから、ここに留まるつもりはありません」 そしてキノは次の戦いの準備へと向かう…。



#08 「魔法使いの国」 2003年6月3日放送

登場人物:キノ、エルメス、ニーミャ、フィアンセ、国長、老人

もともとは一人の魔法使いが住んでいたといわれる山間の小さな国の倉庫のような家で、少女ニーミャは遂にあるモノを完成させた。口うるさいフィアンセを余所にニーミャは国長にある許可をもらうため自分の夢をかけて最後の直談判に行くのだが、この国では5年ぶりの旅人が訪れていたし、ニーミャの荒唐無稽な話はいつものことなので、国長にはまるで相手にされなかった…。落ち込むニーミャに旅人が話しを聞くと、どうやら国の大広場にある、偉大な建国の神様の銅像を無くして欲しいということだった…。旅人が何故、銅像が不要なのかと聞くとニーミャは自分の夢とあるモノを旅人に見せる…。



#09 「本の国」 2003年6月10日放送

登場人物:キノ、エルメス、謎の美人司書、作家、図書館長、入国審査官、図書館受付嬢

砂漠の彼方、蜃気楼の中に城壁のある国が空中に浮かんでいる…。その国は世界中の本を集めていて、図書館で借りられるのは、持ち込んだ本と同じ冊数だけ、という本の国だ…。本の国を目指し、キノとエルメスが砂漠を走っていると行き倒れの男を見つける…。キノは行き倒れの男に水を飲ませ、タープを張って、その下で男を寝かせてやると、行き倒れの男は荷物の中から、助けてくれた礼と共に一冊の本をキノに差し出して言う 「実は僕は、あの国から脱出してきたんだ」 キノは本を受け取り 「あの国では何か危険なことでも起こっているのですか?」 と聞くと、行き倒れの男が言う、「実はあの国では、本を書くことが禁止されているんだ。 だけど僕は本を書く仕事がしたくてね…。詳しいことは、あの国の図書館に行ってみれば分かるよ」 そして国の中に入っていくキノとエルメスは、町並みの中にある、世界中の本を集めているには以外と小さな図書館を見つける…。



#10 「機械人形の話」 2003年6月17日放送

登場人物:キノ、エルメス、おばあさん、父親、母親、息子

キノとエルメス(メーター故障中)が次の国へと森の木々の中を走り続ける。と、しばらく進んだ所で、突然茂みの中から一人のおばあさんが飛び出してきた。 ぶつかる直前で急停止するが、轢かれそうになったにもかかわらず平気な顔で微笑むおばあさんが言う 「こんにちは、旅人さん。この森でよその人間の方とお会いするなんて」 エルメス 「人間だけじゃないよ」 するとおばあさんは、突然エルメスに抱きつく。 驚くエルメスに 「まあ素敵。他の機械の方とお話しできるなんて」 おばあさんの言葉に怪訝な顔をするキノが、今目指している国の場所を訪ねると 「国… いいえ、この辺りに国はありません。きっと道をお間違えになったのでしょう。 私どもは森の一軒家に暮らしていますから。 ねえキノさん。こんなところで野宿は大変でしょうから、もし良かったら私の仕えているお家にいらしてください、私はその家のメイドなのです」 と、おばあさんは微笑む…。



#11 「彼女の旅」 2003年6月24日放送

登場人物:キノ、エルメス、男A、女A、男B、女B、老人、娘

酒場のカウンターにいる男は30過ぎか、温和な顔だが頬に傷がある。 男が昔、悪人だったころ、彼女のフィアンセを殺した罪を償うため彼女の旅の護衛をするという。 男は酒を飲みながらキノに語りかける 「長い旅になるだろう、そうだキノさん。旅で一番気をつけなくちゃいけないことって何かな?」 キノ 「簡単ですよ。命をなくさないことです」 男 「ありがとう。それじゃあ…」。翌日、森閑とした森の中、突然、銃声が鳴り響く…。彼女が男を撃ったのだ。 彼女 「本当にいい人間になっていたのよ、この男は…それが一番、許せなかった」 キノ 「これからどうするんですか?」 彼女 「旅を続けるわ。 忘れるためにね…。 ああそう、旅で一番気をつけなくちゃいけないことって何かしら?」 キノ 「簡単ですよ。命をなくさないことです」。



#12 「平和な国」 2003年7月1日放送

登場人物:キノ、エルメス、館長、案内兵、入国審査官、先導ホヴィーの男

城壁に囲まれた、ヴェルデルヴァルという国では国民も皆、平和に穏やかに暮らしているという…。だが、レバーを引いて扉を開けると真正面に巨大な大砲が口をこちらに向けて待ち受けていた。唖然とするキノとエルメスに入国審査官が言う 「昔使われたモノを飾りにしてあるんです。 観光でしたらぜひ歴史博物館に行って見るといい。この国のことが良く分かりますよ」 そして市街地へと向かう街路を走るキノとエルメス。道の両脇に、これまで使われてきたバズーカ砲に小型ミサイル、トゲの付いた亀のような装甲車などの過去の兵器がオブジェとして並べられている。しかしそれらとは対象的に町の人たちは皆穏やかな様子。エルメス 「とても穏やかな国とは思えないね」 キノ 「そうでもないよ。今は必要がなくなったらしい」 エルメス 「どうしてそうなったのさ」 キノ 「それは分からないけど。 町の人たちの様子を見てもとても戦争をしているような国には…」 と突然ダダダッと複数の銃声。ハッとするキノとエルメスに通りかかった人が言う 「ああ、軍隊の演習ですよ、明日は戦争ですからね」 エルメス 「キノの言うことも当てにならないね」 そして銃声が鳴り響く中、歴史博物館に向かう…。



#13 「優しい国」 2003年7月8日放送

登場人物:キノ、エルメス、さくら、さくらの父親、さくらの母親、老人(パースエイダー・スミス)

山岳地帯の秋の森の道をキノとエルメスが行く。彼らがこれから行く国は、旅人の評判がかなり良くないらしい…。それは例えば 『不味いメシしか出てこない』 『旅人が行くと店が閉まる』 『子どもが石を投げてくる』 など旅人に対して酷い応対ばかりしているという。 「それでも行くの?」 と聞くエルメスに、キノは 「だから行くんだ。そこまで言われるなんて、どんなところか興味がある」 と言う。 エルメスが 「まったくキノは物好きだな」 と呆れ返っていると、やがて両側の木々が拓け、グレイの城壁に囲まれた国が見え始めた。エルメス 「きれいな国じゃん」 キノ 「住んでる人の心までは分からないけどね」 エルメス 「だね。じゃあ行こう。とーっても思い出深い、一生忘れられない国になるかもよ」 キノは微笑みながら言う 「だといいね…」。


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