Introduction

 第9回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作にして、著者成田良悟のデビュー作でもある『バッカーノ!』は、電撃文庫から刊行されているライトノベルシリーズだ。
 第1作の舞台は禁酒法時代のニューヨーク。“不死の酒”をめぐって交錯する多数のキャラクターのバカ騒ぎを賑やかに描き出した本作は発売と同時に話題に。以降、1930年代のアメリカ、2000年代の北欧、1700年代のイタリアなど、さまざまな時代・国に舞台を移し、“不死者”たちの活躍を描いた。

 2007年にはアニメ化もされた本シリーズ。
第2作『バッカーノ!1931』<鈍行編/特急編>は、初期の作品でありながら、シリーズの持ち味である多数のキャラクターの錯綜と、疾走感のある文章が活かされた傑作と言える。

 今回は、この『バッカーノ!1931』の文章をベースに、著者成田良悟の書き下ろしを含む、50以上のエンディングを用意。ゲームならではのインタラクティブ性を活かし、プレイヤー自身が物語を進めていけるスタイルとした。さらに、アニメ『バッカーノ!』のスタッフによるグラフィックと、臨場感あふれるサウンドでストーリーを盛り上げる。

 

 

 

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Introduction

 舞台は禁酒法時代1931年のアメリカ。シカゴ発ニューヨー行きの大陸横断鉄道「フライング・プッシーフット」車上。

 泣き虫のボス・ジャグジー&爆弾魔ニースが率いる“不良集団”は、貨物室のお宝をいただくため。楽団に扮し、黒い正装に身を包んだ“革命テロリスト集団”は、偉大なる指導者を奪還するため。血しぶきの映える白い服を着込んだ快楽殺人者を擁する“ギャング”たちは鉄道会社を脅して金をせしめるため。

 3つのグループが、それぞれの目的のために1つの列車に乗合わせている。彼らの毒牙にさらされるのは一般の乗客と列車で働く従業員たち。

 上院議員の妻と娘、ニューヨークにいる家族のもとを訪れる少年、作業服を着た謎の女、バカに陽気なカップル、灰色のコートを着込んだ男、2人の車掌、老機関士兄弟、食堂車のコックにウェイター。

 しかしこの汽車に乗っているのは、「人間」だけではなかった……。
後方の車両から乗客を次々と消し去っていくという伝説の存在“レイルトレーサー(線路の影をなぞる者)”が出現し、車内は次つぎに惨殺死体が増えていく。

 シリーズおなじみの不死者たちが待つニューヨークへ、彼らは無事、たどり着けるのか!?

 
 
 

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