第16回 電撃大賞 入賞作品

金賞
鳥羽和博 (大阪府)
想定電撃文庫作品 「イスカリオテ」



受賞後作品

メディアワークス文庫

観 -KAN-

2010年2月25日発売のメディアワークス文庫
『観 -KAN-』 の装丁イラストを担当しデビュー!


著者  : 永田ガラ
定価  : 557円(税込)
発売日  : 2010年2月25日
備考  : A6判/242ページ
ISBN  : 978-4-04-868384-5




プロフィール
1972年兵庫県生まれ大阪府在住。デザイン系専門学校を卒業後、ゲーム会社に就職。転職後も絵に携わる仕事を続けています。絵を描くイマジネーションは、映画から受けるコトが多く、物語にふれていると落ち着くので、よくスプラッタームービーのDVDを流しながら絵を描いています。色の中で黄色が最高だと思っています。ペンキの黄色がいい。

受賞者コメント
この度は大変な賞をいただきまして、深く感謝申し上げます。思いがけない受賞に恐縮しております。最初の応募動機は選考委員選評が欲しくて応募させて頂きました。自分の絵が審査員の方々にどういう風に批評されるのか、受け入れてもらえるのだろうかが一番の興味でした。一報をいただいた時は、嬉しさより驚きの方が大きかった様に思います。選考委員の先生方のご意見を真摯に受け止め、これからも絵を描き続けたいと思います。本当にありがとうございました。

選考委員選評
天野喜孝
ほかにない個性と、強烈な世界観を持ったイラストでした。アレックス・ニーニョを思わせる東洋的な線にも惹かれました。ぜひこのタッチを突き詰めていって欲しいと思います。全てのキャラクター、特に脇役にインパクトと個性があり、強い魅力を感じました。しかし、脇役が魅力的でありすぎるために主人公とヒロインが食われてしまっている気もします。主人公とヒロインの顔をもっと描き込んだり、アップにするなど工夫があれば完璧だと思います。

出渕裕
最終選考に残った作品の中でもっとも個性を持った作品でした。作品を並べた時に、ひと目で「この作品は他の作品とは違う」というインパクトがありました。残念だったのは、技が一つしかなかったところでしょうか。応募枚数がカラー2点・モノクロ3点ある中で「得意技」を見せるだけではなく、アプローチの幅も持っていることをアピールできていれば、大賞になっていたかもしれません。

衣谷遊
オリジナル・課題イラストともに、とてもまとまりの良い、全体の配置の仕方がうまいイラストだと思います。さらにキャラがとても魅力的で惹かれました。「電撃文庫を想定したイラスト」の課題を、元のイラストのイメージに引っ張られずに個性を発揮できているのも高評価でした。欲を言えば、たとえば背景があるような、空間のある絵も見てみたいですね。この方にはこのままこの方向性で突き進んでいっていただきたいです。

緒方剛志
デザインの技術に特化した作品だと思います。ぱっと目を惹く画面構成が金賞受賞の理由かと思います。ただ全てのイラスト作品のイメージが似通ってしまっていて、「一枚ずつ、それぞれの絵」というよりも、一つのゲームのキャラクターを描いた作品集のように見えてしまいました。他に持っている手法を使って、一枚一枚、それぞれのイラストが独立させて描いたものを見てみたかったです。

鈴木一智 (取締役・第2編集部 統括編集長)
大賞に推す声もあった程のクオリティとオリジナリティを兼ね備えた作品。自分のスタイルが確立されており、「キャラ+背景」という捉え方ではなく全体のデザインで魅せる作風に惹かれました。かなりデフォルメされているのに何故かしっくりくる造形にも画力を感じます。汎用性や多様性など応募作だけでは判断できない部分もありますが、この個性は伸ばしていくべきだと思います。





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