| 選考委員選評 |
| 天野喜孝 |
ほかにない個性と、強烈な世界観を持ったイラストでした。アレックス・ニーニョを思わせる東洋的な線にも惹かれました。ぜひこのタッチを突き詰めていって欲しいと思います。全てのキャラクター、特に脇役にインパクトと個性があり、強い魅力を感じました。しかし、脇役が魅力的でありすぎるために主人公とヒロインが食われてしまっている気もします。主人公とヒロインの顔をもっと描き込んだり、アップにするなど工夫があれば完璧だと思います。
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| 出渕裕 |
最終選考に残った作品の中でもっとも個性を持った作品でした。作品を並べた時に、ひと目で「この作品は他の作品とは違う」というインパクトがありました。残念だったのは、技が一つしかなかったところでしょうか。応募枚数がカラー2点・モノクロ3点ある中で「得意技」を見せるだけではなく、アプローチの幅も持っていることをアピールできていれば、大賞になっていたかもしれません。
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| 衣谷遊 |
オリジナル・課題イラストともに、とてもまとまりの良い、全体の配置の仕方がうまいイラストだと思います。さらにキャラがとても魅力的で惹かれました。「電撃文庫を想定したイラスト」の課題を、元のイラストのイメージに引っ張られずに個性を発揮できているのも高評価でした。欲を言えば、たとえば背景があるような、空間のある絵も見てみたいですね。この方にはこのままこの方向性で突き進んでいっていただきたいです。
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| 緒方剛志 |
デザインの技術に特化した作品だと思います。ぱっと目を惹く画面構成が金賞受賞の理由かと思います。ただ全てのイラスト作品のイメージが似通ってしまっていて、「一枚ずつ、それぞれの絵」というよりも、一つのゲームのキャラクターを描いた作品集のように見えてしまいました。他に持っている手法を使って、一枚一枚、それぞれのイラストが独立させて描いたものを見てみたかったです。
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| 鈴木一智 (取締役・第2編集部 統括編集長) |
大賞に推す声もあった程のクオリティとオリジナリティを兼ね備えた作品。自分のスタイルが確立されており、「キャラ+背景」という捉え方ではなく全体のデザインで魅せる作風に惹かれました。かなりデフォルメされているのに何故かしっくりくる造形にも画力を感じます。汎用性や多様性など応募作だけでは判断できない部分もありますが、この個性は伸ばしていくべきだと思います。
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