| 選考委員選評 |
| 天野喜孝 |
この方は、抜群に絵がうまいですね。このまま電撃文庫の挿絵になってもおかしくないほどのクオリティが、このイラストにはありましたね。構図、構成なども、アニメ的に仕上げられています。つまりレイアウトを意識したつくりになっていて、絵に空間が生まれている所が、良い点として挙げられましたね。
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| 出渕裕 |
全体的に安定してますね。電撃文庫課題のカラーイラストのほうでは、イラストの上に窓枠をカッティングしてはめ込む表現手法や、オリジナルのカラーのほうでは、ファンタジーテイストのものをやってみるなど、能力の幅をアピールできているところが良かったです。特に窓枠をカッティングしているイラストは映像の一場面を切り取ったようでいて、デザイン的にもうまく処理できているし、夕日のライティングの仕方も素晴らしく、個人的には非常に気に入りました。モノクロに関しては、変にに洒落こまず、昔ながらの手法を用いている所に好感が持てました。レイアウト能力が非常に高く、どれを見てもよく考えて描かれているなと感じさせられました。
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| 衣谷遊 |
この作品の絵すべてに言えるのですが、構図の躍動感に優れた作品に仕上がっているな、と感じました。髪の流れが、人の動きに無理なく絡んでいて流動感があり、見ていて楽しい気持ちになれます。モノクロに関しても、黒が入るべき場所にきちんと入っていて、絵に 『締まり』 を生み出せていますね。非常に技法に優れた方だと、僕は思いまして、それが評価となりました。
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| 緒方剛志 |
カラーは全体的に色味が暗すぎるかな、と思いました。ですが、キャラクターの可愛さがよかった。特にモノクロの異空間に吸い込まれているカットの、この靴が脱げている所とか、ぎりぎりでパンツが見えていない所とか。偉い、の一言ですね。技術に関しては絶賛できるものがあります。ですが、やはり好みの問題なんでしょうが、技術面よりも僕はこの暗さが気になってしまいました。僕の好みに合わせろなんてことは言いませんが、明るいイラストを描こうと挑戦することは腕の上達へとも繋がると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。これからもお互い頑張りましょう!
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| 鈴木一智 (第2編集部 部長・統括編集長) |
受賞作の中でも画力の安定感では群を抜いています。構図も工夫されており、キャラメイクにはアニメやコミックの資質も感じました。ソツがないぶん強い個性という点で大賞・金賞作品に一歩譲りましたが、一枚絵として魅せる総合力に長けており個人的にこの絵柄は非常に気に入りました。即戦力として期待できるスキルを持った方です。
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